幼児期の子供が習い事をする3つのメリット&人気の習い事ランキング

こんにちは、しちだ・教育研究所カスタマーサービス担当の和田です。

 

読者の皆さんは、お子さんを習い事に通わせていますか?
もちろん、現在既に通っているという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、中には、
「習い事はさせたいけれど、何をさせたらいいか迷う…」
習い事って、小さい頃から本当にするべきなの?
といった悩みや疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、習い事を迷っている方、そして現在既に通っているという方も必見!
なぜ習い事をするの?幼児期に習い事をする3つのメリット
みんなはどんな習い事をしているの?幼児期の子供に人気の習い事10選

についてご紹介します。

幼児期の習い事、どうしてる?

「習い事何してる?」

親同士が集まると、こんな話題になることってありませんか?

誰しも、子供にはいろいろな経験をさせてあげたいと思われることでしょう。ですが、いざとなると、何をさせたらいいのだろう?と迷われる方も多いのではないしょうか。
費用や時間も多くかかることですし、失敗したくない…というのが本音ですよね。

習い事に通うことでどんなメリットがあるのか子供のどんな能力が育つのか、きちんと把握しておきたいものです。

なぜ習い事をするの?幼児期に習い事をする3つのメリット

「そもそも、幼児期から習い事なんて必要なの?」と感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。送迎やお金のことを考えると結構大変ですし、親や子供本人が苦労してまで通うメリットがあるのでしょうか?

その答えは、ズバリ「ある」です!
習い事には時間やお金をかけるだけのメリットがちゃんとあるのです。

メリット① 興味・好奇心が育ち、視野の幅を広げられる

子供は、自分が普段見ている範囲のことしか知りません。そして、「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、「経験」ほど手っ取り早い、英知の獲得への近道はありません。

さらに、幼児期は、何にでも「なんで?」「どうして?」と興味を抱き、好奇心旺盛になってくるもの。そんな時期に、家や保育園、幼稚園以外の場所での刺激があれば、その興味はさらに大きなものになります。
この興味や好奇心こそが、自分の視野を広げる第一歩なのです。

自分で興味を持ったものを実際に見て、触れて体感することは、子供にとっては強烈な刺激となり、自分の世界が一気に広がります。

メリット② 一生を形づくる能力を育てられる

アメリカで行われた「ペリー就学前プロジェクト」などの研究では、幼児期に教育を受けた子供は、学力の成績学歴収入などが、就学前教育を受けなかった子供よりも高いということが明らかになっています。*1

幼児期に、学力だけでなく、社会的な面や内面についての能力を身につけておくと、「学ぶ」ということ自体が簡単になり、大人になっても能力を伸ばし続けることができます。*1

 

つまり、幼児期に習い事を通してさまざまなことを経験したり、習得したりすることができれば、大人になっても学び続け、自分の能力を伸ばすことができる人材に育ちます。

まさに習い事は「一生ものの力」を養うことができる、最適な方法なのです。

メリット③ 集中力や精神力が養われる

習い事は、子供が「これを頑張ってやろう」と思える対象として、とてもわかりやすいものです。そして、何かに真剣に取り組んだ経験は、大きくなってからも必ず役に立ちます。

 

はじめは何も考えずにやっていたとしても、夢中で一つのことに取り組むことで、集中力が自然と身につき、強い精神力が育つきっかけになります。

「うちの子にはまだ早い」は誤解?幼児期こそが習い事のチャンス!その理由とは?

いつか習い事はさせたいけれど、うちの子はまだ小さいし…」

と思ってはいませんか?そこには大きな誤解があるのです!

実は、低年齢の時ほど、脳の働きや教えたことの吸収が優れていて、誰もが本来持って生まれてくる天才的な能力を発揮できるということをご存知ですか?

人間の脳は、生まれてから6歳頃までに急速に発達し、その後は発達のペースがゆるやかになります。これにより、本来持っている能力や可能性を伸ばすには、脳の機能が成熟する6歳を過ぎてからでは大きな努力が必要になるのです。

つまり、いわゆる「脳の黄金期」は、人間の一生のうちのたった1割にも満たない幼児期です。この時期にどんな取り組みをしたか、どんな経験をしたかで、将来の可能性もグッと広がります。

「うちの子はまだ小さい」「早すぎる」ということはありません。幼児教室やベビー英会話など、0歳から始められる習い事やお教室も開講されています。
お子さまの習い事のスタートは、早ければ早いほど効果的なのです。

みんなはどんな習い事をしているの?幼児期の子供に人気の習い事10選

実際に習い事を始めようと思ったとき、気になるのが何をさせたら良いのだろう?という点ですよね。せっかく通うなら、いろいろな経験や力を身につけられることをさせたいものです。
他のお子さんたちは、どんな習い事をしているのでしょうか?幼児期の子供に人気の習い事を、ランキングでチェックしてみましょう!ぜひ、お子さまの習い事選びのご参考にしてみてくださいね。*2

幼児期の子供に人気の習い事TOP10

1位 水泳

2位 体操

3位 英語・英会話

4位 ピアノ

5位 リトミック

6位 学習塾・幼児教室

7位 サッカー

8位 バレエ

9位 ダンス

10位 エレクトーン

水泳や英会話といった上位の習い事は、前年の同ランキングからも引き続いて、安定した人気を得ているようです。

スポーツは体力運動神経を養うことができますし、英語は小学校で必修科目になる等、その力が欠かせない時代となっていることから定評があります。また、音楽は反復練習で「コツコツ続ける」習慣を身につけられるなど、特徴や良さはそれぞれにあるようですね。

何を選んだらいいか分からない!選ぶ基準は?子供の気持ちを一番大切に

ご紹介したランキング以外にも、習い事の種類は実にさまざまです。
最近では「プログラミング教室」や子供向けの「ユーチューバ―養成講座」なども話題になっていますし、「いろいろありすぎて、何を選んだらいいかわからない!」と、お悩みのお父さん、お母さんがいらっしゃるのも無理はありません。

でも、こんなときこそ、考え方をシンプルにしてみてはいかがでしょうか。

習い事を選ぶときのポイント、それは…、

「子供のことをよく見る」ということです。

このために準備するものや特別なことは必要ありません。今すぐにできて簡単ですよね。

習い事には子供の好きなことや得意な分野を選んで、その長所をどんどん伸ばしてあげましょう。そのためには、子供をよく見て、好きなことは何か、得意なことは何か、どんなことに興味を持っているかを知ることが大切です。

家の中でのふれあいはもちろん、外で今日あったことを話してもらうなど、子供のことを今以上に「知りたい」という意識で接しましょう。意外にも、ヒントはゴロゴロ転がっているものです。

普段は落ち着きがなかったり、飽きっぽかったりする子でも、自分の好きなことであれば、何時間でも夢中でやっていることってありませんか?

また、きょうだいのいるご家庭では、興味の対象は一人ひとり違うということも一緒に覚えておいてください。
きょうだいで同じ習い事に通うということはありません。「上の子はこれができるのに下の子は苦手」「下の子は運動が好きなのに上の子は音楽などの芸術が好き」といったことがあっても、何ら不思議はないのです。

必ずしも、流行りや人気の習い事や、他の子と同じことをさせればいいというわけではありません。
習い事を始めたいと思ったときには、子供の気持ちを第一に考えて選びましょう。

お子さまの良いところが、ぐんぐん伸びますように!

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*1 ジェームズ・J・ヘックマン著『幼児教育の経済学』(東洋経済新報社)参考。
*2 ケイコとマナブ.net「子供の習い事ランキング2016(未就学児「今、習っている習い事ランキング」)参考。