【4歳・5歳】七田式教室講師が紹介する就学前学習!今すぐできる数字の教え方3つ&おすすめ教材
こんにちは、七田式教室講師の七田一成です。
お子さまの就学前の学習は、どんなことをされていますか?
特に、お子さまによって得意・不得意がはっきりと分かれる「数」の取り組みは行っていますか?
「数のセンス」などといった言葉があるように、算数や数学の力は持って生まれたものに左右されるイメージがありますが、実はそうではありません。
「数」の力は、幼児期にどんな学びをしたかが最も影響する分野の一つです。
近い将来、お子さまが学校の勉強や自身の学びで困らないよう、幼児期の取り組みで「数」の理解や力の土台を育ててあげることができるのです。
ただ、この時期の「数」の学習でやるべきことは、単に知識や能力を身につけることではありません。
お子さまの年齢・月齢や性格に合った方法で、お子さまに負担をかけることなく楽しみながら取り組んで、算数や数学の「学びの土台」を作ることが最も大切なのです。
学びの土台を築くことで、就学後の勉強が楽になるだけでなく、自ら進んで学ぶ姿勢を持つ「勉強が好きな子」に育てることにも繋がります。
今回は、七田式教室のレッスンでも人気のある、ご家庭でもできるおすすめの学習方法3つとおすすめの教材をご紹介します!
・知識や計算能力だけじゃない!就学前に数の取り組みを行うメリット3つ
・数の理解への第一歩!数字を書く取り組みの方法と教え方
・楽しみながら足し算・引き算を学ぶには?子供の興味を引く教え方
・子供の計算が速くなる!?「たしざん九九」とは?&計算力を強くするおすすめ教材
知識や計算能力だけじゃない!就学前に数の取り組みを行うメリット3つ
以前、七田式教室の生徒さんのお母さまに、
「七田式の教室に通って良かったことは、どんなことですか?」
とお聞きしたことがあります。その中の一つに、このようなご意見がありました。
「数の概念が理解できたことでしょうか。ひらがなは生活の中で触れる機会も多いですけれど、数の概念はレッスンでいろいろとやり方を教えていただいたおかげで興味を持つことができ、理解がスムーズでした」
そのお子さまは、当時4歳でした。
4歳と言うと、幼稚園では年少・年中にあたりますね。言葉もしっかり言えて、成長の姿がたくさん見られる年齢です。この時期から数に興味を持つことができれば、きっと将来、数に強いお子さまになることでしょう。
このように、「幼児期にどんな取り組みをしたか」「どんな働きかけを受けたか」は、就学後の学習でもずっと役立つ力を身につけることにつながります。
そして、人間には、年齢が低ければ低いほど、働きかけたことを楽に吸収でき、本来持つ才能を最大限引き出せるという法則があります。そのリミットは6歳までということがわかっており、6歳までにどんな働きかかけを受けたかで、お子さまの能力や力は大きく変わるのです。
私たち大人には「お勉強」「遊び」の区別がありますが、幼児期のお子さまにはその区別がありません。どんな取り組みも「お勉強」という区別なく、遊びの延長として楽しく行うことができます。いわば、子供は楽しく学ぶ天才なのです。
つまり、就学前に「数」の力を身につけるメリットは、
①持って生まれたセンス等に関係なく、将来、数に強い子に育てられる。
②6歳までの働きかけで、優れた能力をより楽に引き出し、伸ばしてあげることができる。
③「お勉強」という意識がなく、楽しく学べる。
こんなにあるのです!
楽しく学べてどんどん吸収できる幼児期のうちに働きかけを行って、就学後も自分から進んで学べる子に育ててあげましょう!
数の理解への第一歩!数字を書く取り組みの方法と教え方
「書く」ことは、お子さまが理解したことのアウトプットを促すので、4歳・5歳のお子さまにとって、とても大切な取り組みです。
七田式教室のレッスンでも数字書きに取り組みますが、中でも曲線がたくさんあって筆運びの難しさがある「8」は、苦戦するお子さまも多い数字です。
ご家庭で取り組む際には、「何と教えてあげたらよいのかわからない…」というパパ・ママもいらっしゃるかもしれませんね。
丸を2つ並べて書いて「8」…
右上からスタートして書いて「8」…
そもそも、曲線を書くのも難しい!
そんなお子さまにお勧めしているのが「枠に沿って書く」という方法です。
「枠に沿って書く」という取り組みに似ているものに「迷路」がありますよね。
スイスイ抜ける爽快感のため、迷路のとりこになっているお子さまも多いのです。
「迷路みたいだね。枠からはみ出ないように、白い部分を通って行こうね!」
と声をかければ、お子さまの興味を引くことができます。
数字書きのポイントは、書き始めの位置を示してあげることです。
特に「8」の字はどこからでも書き始めることができますが、右上から左に向かって書き始めるのが正しい書き順とされています。
初めて数字書きをするお子さまには、正しい書き順を身につけさせてあげたいですよね。
「ここから書き始めようね」とシールを貼ったり、ペンで印をしたりしておきましょう。
楽しみながら足し算・引き算を学ぶには?子供の興味を引く教え方
合成とは、「1と9で、10になる」ということを知ること。
分解とは、「10は、1と9とに分けられる」ということを知ることです。
合成は足し算の基礎に、分解は引き算の基礎になります。
合成・分解を身に付けるために大切なのは、実物を使って量的に教えていくことです。
七田式教室のレッスンでは、お子さまの好きなおもちゃや知育玩具などを使うことで、興味を引き出すようにしています。
おもちゃ遊びを通して楽しみながら学べたら、一石二鳥ですよね!
あるときは、積み木で!
あるときは、指先を使ったおもちゃで!
あるときは、そろばんで!
10玉だけのシンプルなそろばんを使えば、さらにわかりやすく合成・分解を学べます。
このように、知育玩具だけでなく、ご家庭にあるおもちゃや飴などのお菓子などを使えば、ご家庭でも親子一緒に取り組めますよ!
子供の計算が速くなる!?「たしざん九九」とは?&計算力を強くするおすすめ教材
4歳・5歳となると、七田式教室のレッスンでもインプットに加えてアウトプットが増えてくる年齢です。
レッスンでは、数の取り組みをいろいろな方向から行っていますが、その中の一つが「たしざん九九」の習得です。
たしざん九九とは、かけざん九九と同様に、理屈抜きでたし算を覚える方法です。
「1+1=2、2+1=3、3+1=4・・・」
というように、足される数を一つずつ増やしていきます。そして、「9+1=10」ここまでが「1の段」です。
レッスンでは、1回のレッスンで1つの段を聞いて、お子さまと一緒に歌います。
さらに七田式教室のレッスンでは、お子さまの年齢に合わせて「たしざん九九の歌」を2種類使い分けて聞かせていきます。
低年齢で聞くのは、
「1と1、2。2と1、3。3と1、4。4と1、5…」
という歌です。
一方で、4歳で聞かせてあげたい「たしざん九九」は、
「1たす1は2。2たす1は3。3たす1は4。4たす1は5…」
という歌です。
どこが違うか、おわかりですよね?
後者の歌は「たす(+)」と「は(=)」も登場し、数式をより意識した歌になっているのです。
歌で覚えることで、単純に唱えたりするよりも格段に覚えやすくなります。
また、童謡のように子供の頃歌っていた歌は、今でも同じように覚えているものが多いですよね。
このように、歌での記憶は長い間脳に残る「長期記憶」となるのです。
耳からの吸収力の高い幼児期に、長期間忘れにくい記憶方法で覚えることで、将来の算数や数学の計算でも役立つ知識を身につけることができます。
また、歌で覚えた知識は、最終的にプリントなどでアウトプットさせることを目標にするのがおすすめです。
七田式教室でも、数式のアウトプットのときに困らないよう、「歌も数式で!」を4歳以降のポイントに設定しています。
生徒さんのお母さまから「よく家でも歌っています~」というお話をお聞きするほど、お子さまたちはこの歌が大好きです!
リズミカルな楽しい歌に、お子さまたちはノリノリですよ♪
詳しくはこちらから
いかがでしたか?
この記事を読んでくださった方の中には「自分自身は数学が苦手で・・・」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、数の概念も、ひらがなと同じで日常の中にあるものです。今回ご紹介したようなやり方で、生活の中で十分取り組めると感じていただけたでしょうか?
今日から歌を聞いたり、おもちゃを並べたり、お絵描きのついでに数字を書いたりして、たくさん数に触れるきっかけを作ってあげましょうね!
お子さまにとって、とても大切な幼児期を、皆さんはどのように過ごされますか?
七田式教育では、就学前のお子さまが楽しみながら学べる『七田式プリント』をおすすめしています。
1日3枚のプリントで、幼児期に学んでおきたい「ちえ・もじ・かず」の取り組みがしっかりと習得でき、就学後に重要となる「学習習慣」も定着させることができます。
『七田式プリント』に取り組んだ親御さまのお声をぜひご覧ください!
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