【4歳・5歳】就学前にできる、幼児期のお金の勉強!子供の時からお金の使い方を学んで、金銭感覚を養う方法。簡単!初めてのおつかい編
みなさん、こんにちは!
七田式幼児通信コースの大川です。
みなさんは、ご自分が初めてのおつかいに行った時のことを覚えていますか?
あまりはっきりと覚えている方は少ないかもしれませんが、同僚に聞いてみると、ほとんどが、お子さんが小学生になる前に、一度は、近所のお店で初めてのおつかいをさせているようでした。
みなさんのお子さんは、もうお金の使い方を知っていますか?
「まだ小さいから」
「お金は大切なものだから…」
と、なるべくお金を触らせないようにしている方も多いのではないでしょうか?
日本では、お金の教育をしっかりできている親は少ないと言われています。また、具体的なお金の使い方を含めて、小学校では金銭感覚を養うための勉強は教えてもらえませんよね。
しかし、お金は生きていくうえでとても大切なものですし、我が子には将来、お金に困らないようにしてあげたいですよね。お子さんが人生を豊かに過ごせるように、小さいころから正しいお金の使い方や金銭感覚を学ばせてあげましょう。
お金の勉強は、小学校入学前に身につけておくべき「幼児の10の基礎概念」の一つでもあります。幼児の10の基礎概念については、こちらのページで詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ、チェックしてみてくださいね。
【3歳・4歳】数や文字だけじゃない!小学校入学前に身につけておくべき、幼児の10の基礎概念(色・形・空間認識・お金の数え方など)を家庭で簡単に教える方法
今回は4歳、5歳のお子さんにおすすめのお金の勉強方法をご紹介します。
まずは1円玉だけ!お買い物ごっこで子供が楽しみながら勉強する方法
お子さんが小さいうちは、親子でお買い物ごっこをしながらお金の使い方を教えてあげるのがおすすめです。子供はごっこ遊びが大好きなので、遊びながら楽しくお金の勉強ができますよ。
まずは、子供にとって分かりやすい1円玉だけを使って、お買いものごっこをしてみましょう。
手順① おもちゃや文房具などに、1円、2円、3円の値段をつけて品物を準備
お子さんが数字を書けない場合には、お家の方が代わりに書いてあげましょう。紙に値段を書いてセロテープで貼り付けたり、ひもで値札をつけたりすると、お子さんの手先の器用さを養う取り組みにもなります。
どのおもちゃの値段が高そうか、などとお子さんと一緒に考えると、物の価値を判断する力も養うことができます。
手順② お買い物ごっこスタート!
はじめはお子さんにお店屋さん役をしてもらい、お家の方がお客さん役になってください。
そして、お家の方が「これください。おいくらですか?」と聞いて、お子さんが「●円です。」と答えて、値札の金額を支払います。
お子さんが慣れるまでは、1度に1個買い物をするようにして、慣れてきたら、2個や3個に増やしていきましょう。
次は、お子さんにお客さん役をしてもらい、役を交代します。かわいいお財布やお子さんのお気に入りの袋を用意してあげると、お子さんもより楽しく取り組むことができます。
硬貨や紙幣の理解を深め、組み合わせて使う方法を学ぼう!
お子さんの年齢や理解に応じて、5円玉、10円玉などその他の硬貨や紙幣も使うようにし、徐々に硬貨や紙幣への理解を広げていきましょう。
お買い物ごっこをする中で、いろいろな種類の硬貨や紙幣があることをくり返し教えてあげましょう。
また、
5円は1円玉が5枚
10円は1円玉が10枚
10円は5円玉が2枚、または5円玉1枚と1円玉5枚
という数え方も教えていきましょう。
お買い物ごっこの中では、15円の品物を買ったら「10円玉1枚と5円玉1枚」で支払ったり、「10円玉1枚と1円玉5枚」で支払ったり、いろいろな払い方ができることを教えてあげましょう。
お釣りを渡す時もいろいろなパターンで練習しましょう。
例えば、
3円の物を買って、5円払ったら2円渡す、10円払ったら、5円1枚と1円2枚でお釣りを渡す、などいろいろな方法を教えてあげてください。
お金の概念は、数への理解が深まっていないと、支払いやお釣りの計算が難しい時もあるでしょう。そんな時は、お子さんの年齢に合わせて、数の概念を学びながら、少しずつ理解を促してあげましょう。
幼児期の数の取り組みについて、ご家庭で簡単に実践できる数の教え方をご紹介しています。ぜひご覧ください。
実際に買い物へ行く時には、子供と一緒に値段を言ってみよう!
お金の概念を学ぶためにはお買い物ごっこがおすすめですが、本当の金銭感覚を身につけるためには、実際のお店に買い物へ行くのがいちばんです。
お家の方が普段の買い物へ行って、品物を選んでいる時に、お子さんと一緒に値段を口に出して言ってみましょう。
「この納豆は、108円だけど、こっちは198円だね。」
「このりんごは、158円だけど、こっちは298円だね。」
このように値段を口にすることで、何がどんな値段で、同じ種類の品物でも値段がいろいろ違うことを教えることができます。
また、限られたお金の中で、買えるものと買えないものがあることも教えていきましょう。
自分が持っているお金で買えるもの、買えないものがあることを折りに触れて教えてあげるとよいです。お金は、使えば使っただけなくなる、お金を貯めることで、高価なものが買えるということを教えてあげることが大切です。
どんなにお金があっても、買えないものがあることも教えてあげてください。
初めてのおつかい!子供にお金を持たせて、お買い物デビューしよう!
ご家庭でお金を使ったごっこ遊びに慣れてきたら、実際にお財布にお金を入れて、お買い物へ行ってみましょう。
100円や200円程度、お財布に入れてあげて、その金額以内で買える物を選ぶようにするのがおすすめです。
周りの人に迷惑がかからないように、小さいお店を選んだり、お客さんがレジに並んでいないタイミングをみて、実際に支払いをさせてあげましょう。
自分で支払いをすることで、お金を使うとなくなるということや、お金がないと欲しいものが買えないということを学ぶことができるのです。
買い物をする前に、買いたいものとお金の量が合っているかを考えることで、お金の大切さを実感できます。繰り返していくと、必要なものと欲しいものは違うということも徐々に理解できるようになるでしょう。
しっかりとした金銭感覚を育てるには、定期的なお小遣いとお小遣い帳がおすすめ!
お買い物ができるようになったら、金銭感覚を養うために、定期的にお小遣いをあげることもおすすめです。お小遣いをあげることで、必要なものを買うために、お金を貯めたり、管理したりすることができるようになります。
お小遣いの額が多すぎるのはよくありません。ちょっとしたものなら買えるけれど、貯金をしないと買えないものがあるくらいがよいです。
お金の管理ができるようになるまでは、一緒にお買い物の計画を立てたり、欲しいものリストを作ったりして、お家の方がサポートしてあげましょう。
お小遣いを与えっ放しにするのはよくありません。欲しいものの優先順位を一緒に考えたり、どれくらいお金を貯めたら欲しいものを買えるか、何を買ったか、自分である程度管理できるようになるまで、お家の方が手助けしてあげてくださいね。
字や数字が書けるようになったら、お小遣い帳をつけることもおすすめです。
書くことが習慣になるまでは、お家の方が代わりに書いてあげたり、書き方を教えてあげたり、お金の増減をチェックしてあげたりするとよいです。なるべくおうちの方がお金の状況を把握できるようにして、しっかり書けているようであれば、ほめてあげてください。お小遣い帳をつけることで、お金の流れを理解し、自己管理もできるようになります。
お金の概念については、幼稚園や学校で詳しく教えてもらう機会があまりないので、ご家庭での教育を大切にしていきましょう。
皆さん、最後まで読んでくださりありがとうございました。
幼児教育は、お子さんの人生に大きく影響を与えます。お子さんの年齢が低ければ低いほど、幼児教育の効果は最大化されるのです。
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