七田式教室講師がお悩み解決!新しい環境に馴染むコツ!小学生編
先日、七田式のしちだ教室の生徒(小学2年生)に、「5月と言えば?」と聞いてみました。出てきた答えは「こいのぼり」「こどもの日」「ゴールデンウィーク」。そして「遠足」という回答もありました。
私自身も、子供のころ楽しみで仕方なかった「遠足」。
日ごろ学校には忘れ物が多くても、遠足のおやつだけは何日も前から準備していました。
当日は、早起きだって、バッチリです!お友達とも仲良く遊びます。
そんなイキイキした私の姿を見て、きっと親は思っていたのではないでしょうか。
「毎日遠足だったら、子供に小言を言わなくて済むのに…」
子供が大きくなっても、親の悩みや心配事は消えません。特に5月というこの時期、入学や進級に伴って環境が変わったことに戸惑っているお子さまもいらっしゃるのではないでしょうか?
ということで、今回は「小学生のお子様をお持ちの保護者さん」あるある話です。
自分のことを自分でするって、意外と大変…
小学生は、授業によって必要な道具も日ごとに変わります。学年が上がるたびに、道具の数はどんどん増えていきます。連絡帳に書いてはいるけれど、ついうっかり…なんてことも。親も子もストレスなく準備できるようにしたいですね。
☆子供と一緒に、整理整頓
まずは、子供が自分で準備しやすいように、机周りを整えましょう。体操服はハンガーの側、習字道具はクローゼット、というように置く場所がバラバラだと、ついどこに置いたか忘れてしまいます。
子供の学用品は1か所にまとめるという気持ちで、スペースを作ってあげましょう。
夏休みなどの長期休暇で持ち帰った学用品が収まる量を目安に、専用の棚やかごを用意してあげるといいですね。
☆口出ししすぎない
日ごろ、親はつい「子供が学校で困らないように」と、先回りして声をかけがちです。でも、子供から帰ってくる言葉は「今、やろうと思ってたの!」。
そうなんです、子供はやろうと思っているのです。余計な口出しは、「お母さんから信頼されていないんだ」というマイナスのメッセージを送ってしまうことになります。
少し根気がいることですが、「子供を信頼する」「行動をよく見る」「口出しは最小限に」を意識しましょう。
☆いいところを見つけて、ほめる
そして、一人で準備ができているところは、しっかりほめてあげましょう。「昨日ティッシュがなくなっていたのに、自分でちゃんとポケットに新しいのを入れておいたんだね、すごい!お母さんが言わなくても、○○ちゃん、一人で忘れずに準備できるんだ!さすがだね!」と、少しオーバーなくらいにほめてあげましょう。
そうすることで、もっと自分でできることを増やしていこうと行動するようになり、子供の自主性が育ちます。
どうやったら、時間管理ができるようになる?
「放課後」という時間も、小学生ならでは。学校から帰って、友達と遊ぶのも楽しみ、でも宿題もしないといけない、夜は習い事…子供なりのスケジュールがたくさんあります。
「だから事前にしとけばよかったじゃないのー」と言わずにすむようになりたい!
☆押し付けにならないように、一緒に考えさせる
子供はゆっくり、ゆっくり、というのが本来の気質のようです。でも、大人は効率の良いスケジュールを考えようとします。
ここに両者の気持ちのくい違いがあるのです。スケジュールを考えるときは、親子一緒に考える!がポイントです。
寝る時間から逆算してお風呂に入る時間、ご飯を食べる時間、友達と遊ぶ時間、宿題の時間、というように、一緒に考えましょう。
子供が小学校低学年のうちは時間の感覚がわからず、あっという間にこんな時間!ということも。決めたスケジュールは書き出して、目で見ても意識できるようにするのがいい方法です。
しっかり守れたら、ほめてあげることもお忘れなく!
友達とのトラブルも、ちらほら聞くんだけど…。
4月から、友達関係に変化があったお子様もいらっしゃることでしょう。子供同士で過ごす時間も長くなりますし、友達関係も広がります。
なんだか子供の様子に変化が…と感じたとき、どう接したらよいでしょうか?
☆子供に愛を伝える
「愛を伝える」と聞くと、抱きしめなどのスキンシップを思い浮かべる方も多いことでしょう。小学生になると、スキンシップもしり込みしてしまう…と言う場合もあると思います。でも、もう一つ「愛を伝える」方法があるのです。
それは、「子供の話をよく聞いてやる」ことです。子供は、自分の話を聞くために親が時間を使ってくれる、というところに、親の愛を感じているのです。
☆家族の「共感」が大切
子供にとって、家庭は落ち着ける場所です。友達とのトラブルで心を痛めている子供にできることは、心穏やかな雰囲気を作り、共感すること。
信頼関係を持っている親には、子供はつい本音を漏らすものです。「○○ちゃんとけんかしちゃった」と打ち明けてくれたら、「あら、早く仲直りしなくちゃね」というのではなく、「けんかしちゃったんだ、つらかったね」と、子供に共感する言葉がけをすることが大切です。
「あなたがきついことを言うからでしょ」と、子供に非があると決めてかかっては、せっかくの子供の本音を閉ざすことになります。子どもに改めて欲しいところがある場合でも、まずは子供の言い分に耳を傾けて、共感しましょう。
子供の自身の心がいっぱいの状態では、自分のためになる助言でも素直に受け入れることができないものです。十分自分の気持ちを出させたうえで、アドバイスできることがあれば教えてあげましょう。
以上が、「小学生のお子様をお持ちの保護者さん」あるある話です。みなさんも、当てはまること、ありましたか?
教室のお母さまからの悩みを聞くたびに、いつも思うことがあります。
「やっぱり、子供が大切だからこそ、親は悩むんだな。」
子供のことでお悩みのお母さま、お父さま!自信を持ってください!
みなさんは、「子供大好き人間」なのです。その気持ちを言葉で、態度で、しっかり伝えてあげてくださいね!