七田式教室講師がお悩み解決!新しい環境に馴染むコツ!幼児編
新しい季節が始まります!
4月。街中で「新しい」をたくさん見つける時期になりました。
初々しい新入社員。木々に芽吹く新芽。そして、かわいらしい新入生。
皆さんの中にも、「子供がこの春、幼稚園デビューです!」という方もいらっしゃるのでは?子供は新生活にウキウキでしょうが、お父さん、お母さんはドキドキ!なんてことも・・・
教室に通っていらっしゃるお母様からも、この時期はよく相談を受けます。ここでは、よくある相談ベスト3について、ご紹介していきます。
No,3 きちんと挨拶できる子供に!
「先生、おはようございます」この一言から園生活は始まります。先生は笑顔で迎えてくれるのに、子供は硬直…。親は焦っちゃいますよね。でも、「ほら、先生にきちんと挨拶をしなきゃダメでしょ!」とマイナスの言葉をかけると逆効果です。
☆初めは「ママと一緒に」で十分!
まず、お父様、お母様が手本を見せてあげることから始めましょう。子供は、親のすることをしっかり見ています。子供は、親のすることをしっかり見ています。「学ぶ」という言葉は「真似する」が変化して「まねぶ」となったことから、とも言われているのです。
「親の挨拶の様子を見ている」→「親と一緒に挨拶する」→「一人で挨拶する」というステップを目安に進めていきましょう。
また、家でも挨拶を心がけましょう。(もちろん親が先に手本を見せるつもりで)そして、子供が挨拶をしたら、「上手に言えたね」と褒め、「挨拶してくれると気持ちいいわ」と、うれしい気持ちを伝えましょう。親が喜んでくれる行動を、子供はやりたがります。「〇〇ちゃんが挨拶してくれたら、先生もうれしいと思うよ」と話題にして、子供の気持ちを盛り上げてあげるとよいでしょう。
No,2 集団の中でも、自信を持って堂々としている子供に!
幼稚園であれば、1クラスの上限人数は35人とのこと。保育園も、定員が多い園では、1クラス30人、ということも。入園デビューのお子さまにとって、ここまでの「集団」は初めて、というケースもあるでしょう。
集団の中でしっかりと自分を表現するためには、「自分に自信を持つ」ことが大切です。
☆お手伝いで存在感のある子供に
そのためには、家庭で褒める機会を作るのがコツです。褒められることで、子供はうれしい気持ちになりますし、何より「自分って、やればできるんだ!」という自信につながります。
一番手っ取り早く子供を褒める方法、それは「お手伝いを頼むこと」です。
「〇〇ちゃん、冷蔵庫からキャベツを出してくれない?ママ今手が離せないの」と、お願いしましょう。「ママが困っている」という状況で、子供に負担なくできる内容を選んであげてくださいね。
そこで、キャベツを出してくれた子供を抱きしめて、こう言います。「〇〇ちゃん、お手伝いしてくれてありがとう。ママ、とっても助かったわ」
これで子供は「ママの役に立つことができた」という自信が芽生え、「自分は家族に必要とされているんだ」という存在感も高まります。
No,1 登園するときに「笑顔でバイバイ」できる子供に!
「行ってらっしゃい!」と言っても、親の腕にしがみついて離れない。それまで、とても機嫌が良かったのに、無理矢理離そうとしたら大声で泣き出してしまう。みなさまもそのような経験、あるのではないでしょうか?
☆親の愛情が大切
それでは、その原因は何でしょう?ズバリ、子供に親の愛情が伝わりきれていないのです。親離れができないというのは、子供が親の愛情をまだほしいというサインです。そういう時は、しっかりと愛を伝えてあげましょう。いろいろな方法がありますので、お子さんに合う方法でトライしましょう!
- 子供をしっかり抱っこ、愛撫!
子供はいくつになっても親の愛情を無意識に求めているもの。その愛情を最も伝えることができるのは抱きしめてあげることです。スキンシップを通して、子供にしっかりと愛情を伝えましょう。
- 一日を振り返りながら、子供の話をゆっくり聞く!
子供は、自分の話を聞いてもらえることで、自分が大事にされ、理解され、認められ、愛されていると思います。親が一方的に話しかけるのではなく、子供の言うことを聞いてやるのがポイント。子供の心の動きを理解するつもりで、ゆっくり時間をとってあげましょう。
- 子供の良い所をたくさん見つけて、しっかり褒める!
親は自分の子供の良いところにあまり目を向けず、ついマイナスな部分を見てしまいがち。子供の良いところをたくさん見つけて、その部分をしっかり褒めることで、親の愛情を子供に伝えてあげましょう。
親が子供にしっかり愛情を伝えることで、親子の間で深い信頼関係が生まれます。
信頼関係が構築できたら、もう心配はありません!
あとは、子供と「今日は○○時に迎えに来るからね」と約束をして、気持ちよく送り出してあげましょう。愛情を受けた子供は小さな手を振りながら、とびっきりの笑顔で「バイバイ」と言って、楽しい一日が始まります。
今、この記事を読んでくださったあなた。これで、もう一安心です。
今からでも決して遅くありません。心配せず、焦らず、少しずつでもいいので、子供に愛情を伝えていきましょう。そうすることで、子供は大きく成長していきます。そして、愛情をもらった子供は、その愛情を他人に伝えることができ、きっとかけがえのない多くのお友達と出会うことでしょう。
子供の楽しい幼稚園、保育園ライフを作っていくのは、子供自身と、その一番近くにいる優しいお母様、お父様をはじめとするおうちの方々なのです。