幼児期からできる英語教育!ご家庭で簡単にできる身近なフレーズから覚える英会話レッスン!【数字編】

まずは、学習の土台「10の基礎概念」について知ろう!

子供の学習には、まず、学習の土台となる基礎的な概念を身につけることがとても重要です。

あなたは、子供が就学前に身に付けておくとよい、10の基礎概念をご存知ですか?

(1)色(基本は三原色(赤・青・黄)から成り立つ)

(2)図形(丸、三角、四角が基本)

(3)大小(基本は、大(中)小)

(4)数(基本は1~10で、数唱ができる力)

(5)量(多い、少ない、半分、もっと、もう少し、分数など)

(6)空間認識(上下、左右、前後、内外、遠近が基本)

(7)比較(ものを比べること)

(8)順序(3つ以上のものを比較して順序立てていくこと)

(9)時(時間だけでなく、季節、月、曜日など、種類はさまざま)

(10)お金(お金の種別、硬貨、貨幣、価値観)

英語学習でも、この10の基礎概念の内容に沿って英単語やフレーズを学習していくと、日常会話で使える語彙を自然と見つけて、学ぶことができます。

今回は、基礎概念④にある数の英語表現をご紹介します。

英会話を学んでいても、意外とスムーズに言うことが難しいのが英数字です。日常的に使うことで、慣れていきましょう!

~初級編~ 歌って覚える数字の順唱と逆唱

まずは、英検5級レベルの数字を英語で言えるように、練習していきます。

 

STEP 1:1~10

まずは、英語で数える時に基本となる110を、順に言えるようになりましょう。

 

STEP 2:11、12、序数(first~twelfth)

1~10を覚えたら、

11eleven12twelve

そして、1から12の序数も合わせて覚えていきます。13以降は、STEP 3でまとめてご紹介します。

 

STEP 3:13~19

「ティーンエージャー」(一般的に13歳~19歳を意味する)という言葉でおなじみの

13thirteenから、19nineteenを覚えます。

 

STEP 4:20以降

ここまで覚えれば、20以降は規則的ですし、STEP 1~3で英語の数にも慣れてきて、スムーズに覚えられるでしょう。

100、1,000を目指し、無理なく徐々に数を増やしていくとよいですよ。

 

【POINT】

簡単に楽しみながら覚えるためには、数え歌を活用しましょう。

英語の学習をスタートしたばかりというお子さまには、ほとんど数字だけで歌詞が作られている歌をおすすめします。

弊社のCD教材『よい子のEnglish Time Vol. 1』に収録された「One, Two, Three, Four, Five」は、110までの数を英語で学ぶのにぴったりです。

英語に親しんでいるお子さまであれば、同じく弊社のCD教材『歌って♪手遊び♪楽しいマザーグース』収録の「This Old Man」という数え歌は、韻を踏んだ楽しい歌詞でおすすめです。

スムーズに言えるようになったら、次は、10からの逆唱に挑戦!順唱ができていても、意外に難しいのが逆唱です。

外出先で階段を上り下りするときや、お風呂で数を数えるとき、おやつを数えるとき、かくれんぼの鬼役をするとき、自宅の電話番号を読むとき…英語の数字を練習できる場面は、意外とたくさんあります。

日常生活や遊びの中で繰り返し使うことで、さらに定着しやすくなりますよ。

積極的に練習してみてくださいね!

~中級編~ 身の回りのものを使って覚える小数、分数

基本的な数唱をマスターしたら、次は少しレベルを上げて、小数分数の読み方を学びましょう。

 

STEP 1:小数

小数点以下は、ひとつひとつの数字を読み上げて表します。

小数点は、pointと言います。「点」そのままですね。

例えば、

0.123 ⇒ zero point one two three

小数点の前までは、初級編で学んだ読み方と同じ読み方です。このルールに従って、

12.35 ⇒ twelve point three five

のようになります。

 

STEP 2:分数

分数は、分子を初級編で学んだ普通の数字(基数)で、分母を序数(順番などを表す数え方)で表します。

つまり、

1/3は、one third

2/3は、two thirds

となります。

では、1/2はどう読むでしょう。

1/2は、one secondではなく、a half またはone halfと表現されます。

また、分母が4のときも、

1/4  ⇒ a quarter

3 /4 ⇒ three quarters

と言うのが一般的です(quarters複数形にするのを忘れずに!)。

 

分母が2または4で、分子が1のとき、口語では、a halfa quarterと表現するのが一般的です。

一方で、物を数えたり、子供に算数を教えたりするときには、(one) halfone quarterと表現することが適切と言えます。

 

 

POINT

小数や分数の英語表現を日常生活で使うのは、少し難しいかな?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

小数は、身長や物の長さ、重さを表現する場面で練習するとよいですよ。

My shoe size is 12.5 cm. (My shoe size is twelve point five centimeters.)

(私の靴のサイズは、12.5センチです。)

分数は、料理やおやつの時間にも使えます。

Please give me a quarter of the cake. (ケーキを4分の1ちょうだい)

まずは、きちんとした文章でなくても、目についた数字を英語で読んでみることからスタートしてみてくださいね。

料理のレシピの材料の項目は、よい練習テキストになりますよ。

~上級編~ さらに数字の理解が定着!計算式の表現

簡単なたし算ひき算などを英語で表現すれば、さらに英数字の理解が定着しますよ。

計算を英語で言えるようになれば、数字編ではなかなかの英語力です!

まずは、小さな数を使って、練習してみましょう。

 

STEP 0:「=(イコール)」 の読み方

正式には、equalsと読みますが、簡単にisと言ってもOK。

ここでは、isを使ってご紹介しますね。

 

STEP 1:たし算

1 + 1 = 2 ⇒ One plus one is two.

 

STEP 2:ひき算

3 – 2 = 1  ⇒ Three minus two is one.

 

STEP 3:かけ算

かけ算は、multiplied by、もしくは、timesのいずれかで表されます。

2×3 = 6 ⇒ Two multiplied by three is six. / Two times three is six.

Timesの方が発音も易しいので、おすすめです。

 

STEP 4:わり算

わり算は、divided byと言います。

4÷2=2 ⇒ Four divided by two is two.

 

【POINT】

計算式の読み方を定着させるには、計算プリントなどに取り組んだあとに、数式を英語で読んで練習するのがおすすめです。

数の英語表現の学習は、特別に教材を用意したり、学習の機会を設けたりしなくても、日常の様々な場面で身に付けることができるので、気軽に取り組んでみてくださいね。

~番外編~ イメージ通り!?洋画の邦題

ゴールデンウィークから夏休みにかけては、毎年注目の映画がぞくぞくと公開されるので、楽しみにしていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

海外の映画をご覧になるとき、ちょっと気にかけていただきたいのが、タイトルです。

4月に日本で公開され、『アナと雪の女王』の記録を超える大ヒットを記録した、エマ・ワトソンさん主演のディズニー映画『美女と野獣』(日本での公開2017年4月21日)の原題は、まさに『Beauty and The Beast』というのは皆さんご存知ですよね。

このように、原題がそのまま日本語訳されている映画タイトルももちろんありますが、カタカナでタイトルが付いていても、実は、原題は異なるということもよくあります。

日本で公開されるときは、日本人に分かりやすいタイトルにされるのが一般的だと思いますが、原題、邦題それぞれ、映画の内容やメッセージを踏まえたタイトルが付けられているので、比べてみると面白いですよ。

例えば、実際にあった原油流出事故を題材にした、同じく4月公開の話題の映画『バーニング・オーシャン』(日本での公開2017年4月21日)。

原題は、そのまま、『Burning Ocean』(熱く煮えたぎる海)と思いきや、実際は『Deepwater Horizon』(ディープウォーター・ホライズン)。

これは、事故が起こった石油掘削施設の名前です。

邦題は、石油の流出と大火災の様子を表現していて、事故の現場の名称まではピンとこない日本人にも映画をイメージしやすいですよね。

逆に、日本の映画が海外で公開されるときも、タイトルが直訳されるとは限りませんが、調べてみると、比較的原題に沿ったものが多いという印象を受けます。

アカデミー長編アニメ映画賞を受賞した『千と千尋の神隠し』は『Spirited Away』(神隠し)、昨年の話題の映画『君の名は。』は『Your Name.』という英語タイトルで公開されていました。

意外な発見や、英語の勉強にもなるので、お好きな洋画の原題を調べてみてはいかがでしょうか?