赤ちゃんから始められる幼児教育!語彙力・記憶力を伸ばすフラッシュカードとは?

「幼児教育は何歳からスタート?」
「小さい頃からの教育は本当に効果があるの?」

無限の可能性を秘めたお子さまには、たくさんの経験をさせてあげたいですよね。
しかし、様々な情報がある中で、何から始めたら良いのか迷っていらっしゃる保護者の方も多いのではないでしょうか?

初めての子育てならなおさら、疑問や悩みが増えていきますよね。

幼児教育にとって大切なことは、お子さまの成長スピードに合っていること、そして何より親子で楽しんで取り組めることです。

様々な幼児教育や教材がある中、今回のテーマは「フラッシュカード」!

0歳のお子さまでも手軽に始められる取り組みをご紹介いたしますので、ぜひご家庭で実践してみてくださいね。

《もくじ》
1.フラッシュカードってどんな取り組み?
2.フラッシュカードで伸びる3つの力!
3.どんな教材が必要?
4.おうちで実践!ポイントを押さえて早速スタート!
5.おうちでの取り組みをもっと充実させるために
6.カードを見てくれない!上手くいかない原因は…
7.豊富なジャンルで飽きさせない!おすすめのフラッシュカード!

1.フラッシュカードってどんな取り組み?

フラッシュカードの取り組み

フラッシュカードを実際にご覧になったことがありますか?

テレビ番組やコマーシャル等で紹介されているのを、目にした方もいらっしゃるかもしれません。
あるいは、本屋さんなどで商品を見て、「どうやって使うのかな?」と思われた経験があるかもしれませんね。

フラッシュカードは、絵と文字が描かれたカードを、1枚1秒以下のスピードで素早くめくって見せる取り組みです。

1度に100~200枚程度の大量の枚数を見せます。
ポイントは、「高速&大量」です。

フラッシュカードを初めて見たとき、そのスピードの速さや量の多さに驚かれたのではないでしょうか?

・こんなスピードで、一度にたくさん見せて、ちゃんと覚えられているの?
・先生にはできても、家で自分がやるのは無理なのでは?
・そもそも何のためにやるの?

そう思われた方もいらっしゃったと思います。
特に、教室に通われている方は、「家でやるのは無理…」と思われたかもしれません。

まずは、フラッシュカードがどんな取り組みなのか、
また、なぜフラッシュカードを行っているのか、その目的についてご説明します。

2.フラッシュカードで伸びる3つの力!

1.語彙力
幼児期は、言葉を覚える能力が高く、吸収力が抜群の時期です。
たくさんの言葉を無意識にインプットすることで、語彙力がアップし、発音や話し方がはっきりしてきます。

2.記憶力
フラッシュカードの取り組みは「高速&大量」がポイント!
カードを1枚1秒以下の速さで大量に見せることで、お子さまが本来持っている記憶力を活性化させることができます。

3.創造力
言葉の刺激で脳が活性化すると、イメージ性の力が高まり、創造性もアップします。
多くの言葉を知っていると、周りの人との意思疎通がスムーズになり、コミュニケーション能力や表現力も豊かになります。

3.どんな教材が必要?

目的をご理解いただいたところで、次は具体的な取り組みについてです。
まずは、教材を準備しましょう。

《市販品》
試しに取り組んでみたい方は、市販のものでOKです。
本屋さんの児童書コーナーに行くと、いくつかカードが見つかると思います。
お子さまの好きなジャンルのカードを選んであげてください。

《オリジナルカード》
市販品では好きなジャンルが見つからない、子供や家族の顔写真で作りたい…という方は、オリジナルのカードを手作りしていただくのも良いでしょう。
すでに教材をお持ちの方は、お子さまの興味を引くカードがあると、さらに楽しく続けられると思います。
カードを作るときのポイントをいくつかご紹介します。

【用意するもの】
・厚紙
・フラッシュしたい画像やイラスト
・のり
・ペン

〈作り方〉
①画像やイラストの周囲を、厚紙よりも2cm程度小さく切る。
②①を厚紙にのりで貼り付ける。
③②の裏面に、フラッシュするものの名前を書く。

★オリジナルカード作りのポイント
①画像選び  「1カードに1つの物」にしましょう!

オリジナルフラッシュカード

たとえば、「いぬ」のカードを作りたいとき、
「A、B、Cの3つの画像の中で、どれがいいですか?」と聞かれれば、当然Aですよね。
「いぬ」という動物が、はっきりとしていて分かりやすいです。

Bは背景にいろいろな物が映っているため、犬が分かりにくいですし、植物や机や本など、犬以外の物もたくさん入り込んでしまっています。

Cも同様に、背景は白いですが、犬がかごの中に入っているので、「いぬ」と「かご」の2つの物になっていますね。
これでは、「いぬ」を正しく教えることができません。

背景はシンプルで、はっきりとその物自体がわかる画像を選びましょう。
「1カードに1つの物」を頭に置いておいてくださいね。

②画像のサイズ  厚紙よりも一回り小さくしましょう!
これからフラッシュの仕方をご説明しますが、カードを持つ余白部分が必要です。
厚紙ギリギリに貼ってしまうと、両手の指で、イラストが隠れてしまうので、最低でも1cm、余裕を持って2cm程度は、厚紙よりも小さいサイズにしましょう。

これで、教材の準備もOKですね。
では、続いて取り組み方に進みましょう。

 

4.おうちで実践!ポイントを押さえて早速スタート!

1.フラッシュカードをマスターしましょう!
もちろん全て手作りでカードを作っていただくのも良いのですが、目的でご説明したように、脳には大量のカードを使う方が効果的ですから、市販の教材を使っていただく方がおすすめです。

おうちの方が、フラッシュカードをマスターするためには、少し練習をしていただく必要があります。

そのためには、カードの持ち方とめくり方のコツを掴むことが大切です。
幼児教室の先生たちも、当然のことながら最初は上手にできませんから、おうちの方と同じスタートでした。
コツを掴めるまで練習をしていただければ、必ずできるようになりますよ!

フラッシュカードの持ち方

①利き手ではない方の手で、親指と人さし指と小指で三角形をつくり、3点でカードを支えるように持ちます。
このとき、人さし指と中指の第一関節のところにカードが来るように持ち、親指の方へ少し傾けてななめにすると安定します。

 

フラッシュカードの取り組み方

②利き手はカード上部の真ん中よりやや利き手よりの位置に添えます。
このとき、中指から小指は折りたたみ、親指と人さし指だけでカードをつまむようにすると、イラストに指がかかりません。

フラッシュカードの取り組み

③利き手でカードを1枚ずつ、うしろから前へ次々に送っていきます。
このときは、親指に力を入れてカードを上にスライドさせ、人さし指で受け取ってつまむようなイメージで行うとよいです。最初のうちは、親指に指サックなどの滑り止めをするとめくりやすくなります。

 

④めくったカードが、支えている中指に当たるタイミングで、「〇〇〇」とカードの絵の名称を言いましょう。
このとき、読むのが早すぎると、お子さまにはイラストが見えていない状態になってしまいますので、読み上げるタイミングに注意しましょう。
カードを支えている方の中指で、上から下りてくるカードをキャッチするようにすると、カードがバラバラにならずに、スムーズにフラッシュができます。

〈3つのポイントで上達!〉
・最初のうちは、単語を読み上げずにカードをめくるだけの練習をしましょう。1枚1秒以下のめくり方に慣れてきたら単語を読むというように、二段階に分けて練習するとよいでしょう。

・カードをめくる利き手は、肘を少し上げたところで固定し、手首のスナップを効かせてめくるようにしましょう。

・イラストに指がかかってしまうと、お子さまに完全な状態のイラストがインプットできなくなってしまいます。鏡を使って、お子さまにどのように見えているか、時々チェックしてみましょう。

 

2.カードを準備しましょう!

ここでは、七田式教材の『かな絵ちゃん』を例にご説明します。
七田式フラッシュカードかな絵ちゃん

・かな絵ちゃんには、「食べ物」「乗り物」「動物」などの、様々なカテゴリのカードが入っています。
「食べ物」の中でも、「野菜」「果物」「おやつ」など小さいグループに分けられるものは、さらに小さいグループに分けます。

・1組のカードは10枚程度、最大でも50枚までにします。
いくつかのカテゴリのカードを準備して、全体の枚数が100~200枚程度になるようにしましょう。
ただし、カードの枚数はお子さまの様子に合わせて調整してください。
最初のうちは50枚でも良いですし、もっとたくさん見られるお子さまは300枚でもかまいません。

 

3.お子さまにフラッシュして見せましょう!

親子でフラッシュカード

・カードを始める前に、「野菜のカード」と、カテゴリのジャンルを伝えて心構えをさせてあげてから始めます。
・カードとカードの間もなるべく間を開けず、一気に100~200枚を見せましょう。
・多少よそ見をしていても耳には入っていますので、無理に顔を向かせるようなことはせず、楽しく行うようにしましょう。

 

大まかな取り組みの流れは以上です。
まずは、この基本の取り組みができるようになりましょう。
ここから先は、年齢別の取り組み方や、おうちでしていて困ったときに見ていただきたいことについてご説明します。

 

5.おうちでの取り組みをもっと充実させるために

同じ「フラッシュカード」という取り組みの中でも、お子さまの年齢によって、多少変化させたり、ステップアップさせたりすることも必要です。

STEP1
・0歳児は、まだ目の筋肉がしっかりと発達していない状態です。1枚1秒くらいのややゆっくりしたスピードでフラッシュしましょう。10か月くらいになると、通常のスピードで見せても大丈夫です。

・身近なものをまとめた名詞カードを中心に、ドッツカードなどを見せてあげるとよいでしょう。

『七田式ドッツセット』はこちら

 

STEP2
・1~2歳児は名詞を中心に、国旗カードやひらがなのカードなど、お子さまの興味がありそうなカードもフラッシュして見せてあげるとよいでしょう。

・いろいろなものに興味が出て、よそ見をしてしまうことも増えてきます。お子さまの写真や好きなキャラクターのカードを途中に混ぜるなど、興味を引くものを入れてみましょう。

・2枚のカードを見せて、「いぬはどっち?」などと聞いて、正しい方を当てさせる「どっち遊び」をしてみるのもよいでしょう。

 

STEP3
・七田式では、3歳児は3,600語(通常の4倍)の語彙数の獲得を目標にしています。『かな絵ちゃん』や『国旗カード』などの基本的なものだけではなく、動詞や形容詞、たしざん、漢字など、様々なカードを見せてあげましょう。

カードの難易度はあまり関係ありません。大人の固定概念をなくして、いろいろな情報をインプットしてあげましょう。

・かな絵ちゃんは、裏面にひらがなやカタカナが印刷してあります。両面フラッシュをして、絵と文字を同時にインプットしましょう。

 

〈両面フラッシュのやり方〉
通常のフラッシュのやり方と同じように、後ろからカードをめくってイラストを見せた後、そのまま手首をくるっと返して裏の文字の方を見せます。

・ひらがな読みが進んできたお子さまには、2文字など簡単な単語から読む練習をさせるのもよいでしょう。

 

 

6.カードを見てくれない!上手くいかない原因は…

よそ見をしたり、カードを欲しがったり、泣き始めたり・・・
「カードを見てくれない」と言っても、お子さまによってその原因は様々です。
カードを見てくれなくなったときに考えられることをいくつか挙げてみます。

・お部屋の状態はどうですか?
周りにおもちゃがたくさんあって、気が散りやすくないですか?
注意が散漫になると、カードに集中するのが難しくなってしまいます。

・カードをめくるスピードはどうですか?
記憶の脳は高速を好むので、スピードが速くないと見てくれないことがあります。よく練習をして、スピードアップできるようにしてみましょう。

・毎日同じカードばかり繰り返していませんか?
同じものばかりだと飽きてしまいます。また、お子さまにとって全く興味のないものばかりでも、つまらないと思って見てくれないことがあります。

・カードを欲しがったとき、渡していませんか?
一度手に持たせてしまうと、見るものではなく触るものになってしまいます。別のカードを渡してあげましょう。

・おうちの方が必死になりすぎていませんか?
お子さまのその日の気分によって、集中力は異なります。100~200枚を目安にとお伝えしましたが、嫌がるようであれば少ない枚数で切り上げても大丈夫です。

少しくらいのよそ見であれば、気にせず続けてください。
あまりにも大泣きするときには、カードが嫌だと思っているサインです。
しばらく休憩をして、また日を開けて再開してみましょう。

7.豊富なジャンルで飽きさせない!おすすめのフラッシュカード!

初めてのフラッシュカードに、『フラッシュカードおためしセット』もおすすめ!
初めてでも楽しんで取り組めるよう、お子さまにとって身近なものが中心のラインナップになっています。
さらに、誰でも簡単に始められる補助台がセットになっているので、「カードをちゃんとめくれるか不安…」という方でも、安心して取り組んでいただけます。

 

『七田式フラッシュカードおためしセット』はこちら


七田式オフィシャルストアでは、他にも様々なフラッシュカードを取り扱っています。
・ドッツカード
・国旗カード
・名画カード
・ひらがなカタカナカード
・たしざんカード

お子さまの興味がありそうなジャンルのものがあれば、ぜひ加えてあげてください。
また、好きな電車や、好きな生き物など、お子さまが特に興味を持っているジャンルのものがあれば、一緒に手作りカードを作って見せてあげるのもよいでしょう。
オリジナルのカードは、たった1枚でも特別なものです。

七田式フラッシュカードの人気ラインナップはこちら

他の取り組みと同様に、フラッシュカードを上手に見ることができたら、しっかりとお子さまをほめてあげてください。
何より、おうちの方がお子さまと楽しんで取り組んでいただくことが大切です。

フラッシュカードは、七田式の他の取り組みに比べて、おうちの方への負担が大きい取り組みかもしれません。
しかし、フラッシュカードの目的でご説明したように、お子さまが本来持つ力を伸ばしていくためには欠かせない取り組みです。
コツを掴んでいただければ、必ず上手にできるようになります!
自分にはできないと諦めず、お子さまと一緒に楽しみながら取り組んでくださいね。


いかがでしたか?
おうちでの取り組みが少しでも充実するように、今回は「フラッシュカード」についてお伝えしました。
ぜひ、今回のことを参考に、ご家庭で取り組みをしてみてください。

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