親から「勉強をしなさい」と言われたことは一度もなかったです。
勉強以外でも無理に何かをさせられたこともなかったので、自分で考えて行動する力や、時間をやりくりする力がついたかなと。

勉強の習慣は、子どものころにやっていた取り組みなどが面白かったので、自然と身についた気がします。
宿題は、見たいテレビの前の5分、10分の時間にササッとしています。その時間でできなかったら、テレビを見てから続きをしたり。

中学校になって初めて順位が出るテストを受けたのですが、
その時、学年で1番になって、自分でもびっくりしました。

母からは「勉強はできても、できなくてもどっちでもいい」と 言われてきましたが、その時は「おめでとう」と言われました。

嫌なことがあると気になりますが、「ま、いいか」と割と短時間で割りきれます。

今は自分でいろいろ考え、意識的に前向きな気持ちになれるようになりました。

サバサバした性格で、自分から進んでするのが好き。
言われてからするのは好きじゃないんです。

中学校の時は、吹奏楽部でフルートを吹いていました。
高校では弦楽オーケストラ部に入り、ヴィオラを弾いています。初めてなので難しいですが、楽しいです。

9月に学校で文化祭があり、指揮に立候補しました。クラシックやポピュラーを70人くらいで演奏するので、今はそれに向けて練習しています。

勉強では、天体など、広い世界のことがいろいろ学べる地学が好きです。
中学までは学校の先生になりたかったのですが、大学に「心理学部」があるのを知り、心理学を学んでみたいなとも思っています。

子どもを信じて、余計なことを言わない子育ては、楽で楽しかったです。

親の型に当てはめて育てると、その子の持ち味を活かせず、
せっかくの才能も親のレベルで止まってしまいます。

また、子どもは大人より遥かにきれいな存在。

子どもを信じて、余計なことを言わない、怒らない、もし気分で怒ったら謝るようにして育てました。
元々、子育ての方針は持っていたのですが、七田式に出会って、よりいろんなことを取り入れるようになりました。

小学校高学年になった時、「勉強はできたらすばらしいけど、できなくてもいろんな生き方がある。高校は義務教育ではないので、行きたいと思ったら行ってね」と話しました。

今は自律心が育ち、友達とも楽しくつき合っています。この子の持ち味は「努力ができること」。
子どもを信じて、余計なことを言わない子育ては、楽で楽しかったです。